本の感想50
貴志祐介 「青の炎」 角川文庫
高校生の少年の物語。とにかく切ないストーリー。ミステリーとしては普通かもしれないが、青春小説としては一級品。人にミステリーを薦める場合はまずコレを挙げる。
なお、映画は見ていないが駄目らしい。キャストは嵐のニノ、松浦亜弥(なぜ・・・?)、鈴木杏ほか。
そもそも小説の映画化って時間の枠に無理矢理詰め込もうとするから駄作になってしまうんだ。映画化するなら短編に限る。長編は向かないだろう。長編は連ドラ向きだろう。この作品も連ドラだったら大成していたのかもしれない。だって原作が超一級品だもの。
本の感想!コーナーもめでたく50作品になりました。節目なのでお気に入りの作品にしました。
「本」の感想なので本ならなんでもいいような気もしますが、何故か文庫縛りになってしまっています。なので普通の単行本は別のコーナーにさりげなく紛れ込ませているのですがね。新書コーナーもほかに作っちまったし。
読んだ本は2ちゃんねるの読書マラソンスレッド(リンクの欄にあります)にすべて書き込んでいるのでこちらのブログではすべての本を紹介する気はありません。つまらなかった本はあまり載せたくも無いしね。
読書マラソンもいつの間にか10000ページ突破してるし。てもトップは12万・・・
この記事に対するコメント
すごく切ない話でした。
主人公の気持ちを思うとなんて切ない話なんだと思いました。
そして最後はなにもかもかかえて・・・。
切なすぎます。
- おっこ |
- 2005/03/28(月) 18:20:21 |
- URL
特に最後の章は切なくて何度も読み直してしまいます。
家族や紀子と別れるシーンは何度読んでも涙ぐんでしまいますよ。
- じゅん |
- 2005/03/28(月) 18:24:08 |
- URL
コメントする
トラックバック
トラックバックURLはこちら
http://peaceb.blog2.fc2.com/tb.php/122-8be71d5e
▼青の炎
この主人公の少年が青い炎なんです。そうならざるえなかった少年の決心、強さ、切なさに涙を流さずにはいられませんでした。
- 2005/03/31(木) 20:06:25 |
- 徒然なるままに