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本の感想5

村山由佳 「天使の卵(エンジェルス・エッグ)」 集英社文庫
劇的な恋。それを端的に表現した小説である。
しかし実際ストーリー展開をただ追っていくだけならば、平凡な話である。「電車に乗っていた女性に一目惚れする」なんて話はあまりに王道過ぎる。王道過ぎるからこそ、イメージの中で使い古され、平凡というカテゴリーに埋没してしまっているのである。
では、奇抜であればいいのであろうか。確かに、それはそれで非日常な空間へと誘われ、新たな感動を得ることが出来る。しかし、「恋」というテーマは人間の感情を持つ限り、誰の中にも存在する。読者は多かれ少なかれ、自らにとっての「恋」との比較を無意識にしろ試みるであろう。そのとき、奇抜であればあるほど、ストーリーの世界観と読者の世界観の間に隔たりが肥大化していくのである。
ただ、結末が少々急すぎる。もう少し引っ張ることが出来ないのか。ただの「お涙頂戴」小説という陳腐な印象こそ受けなかったが、読み終わった直後は少々理解が追いつかなかった。非常に消化が悪いものである。

しかし、この急な展開も、続編「天使の梯子」の存在で納得がいく。非常に楽しみである。単行本が文庫化するのを今から心待ちにする次第である。

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  1. 2004/12/14(火) |
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▼「天使の卵」と「天使の梯子」
村山由佳さんの小説作品は、感情が入りやすく、読んでいて非常に爽快だ。おもしろく、感動できるような作品が多い。

  1. 2005/04/24(日) 16:45:00 |
  2. 僕はまったり幸せ配達人♪
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