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本の感想58

夢野久作 「ドグラ・マグラ」上下巻 角川文庫
文庫の説明書きに、「これを読む者は、一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書」とあるが、一回読んだだけでは、物語に対してあまり深く理解することが出来ないように思う。それほどに荒唐無稽で破天荒なストーリーである。
この小説は、探偵小説として読まれているが、まずこの世界の前提条件として「心理遺伝」という概念が登場し、物語の中盤で語られる。凄いのは、様々な怪奇現象や奇妙な言い伝えをこじつけながらこの理論に沿わせて説明してしまっていることである。また、事件に付随する資料や不可解なエピソードも、非常に緻密かつ巧妙に練られており、様々なミスリードを随所に張り巡らし、読者を翻弄する。
構想に10年も費やしただけはあり、天衣無縫の文章とは斯くの如き小説のことを指すのだなぁ、と感嘆させられる。

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  1. 2005/03/28(月) |
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