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本の感想68

村上春樹 「風の歌を聴け」 講談社文庫
たまたま本屋で暇つぶしのためにちょっと立ち読みしていたらどうも気になってしまい、再読しました。
様々な解釈の出来るエピソードなどもたくさんありますが、それらには特に触れず、一夏の記憶をたどった小説という観点から感想を書いて行きたいと思います。

「僕」は21歳。奇しくも自分自身と同じ年齢です。いつも「鼠」とバーで酒を飲み、様々な人と出会い、喪失感を味わって行く。全てのものは流れ去って行く。何一つ手にすることなど出来ない。
それは今この感想を書いている自分自身が直面している問題であり、きっと認めなくてはいけないことなのだと思う。自分の前に現れたもので、自分の前から去らないものなどない。この小説の主人公はそれを受け入れている。そして「僕」は「強い人間などいない」という。「鼠」はそれを受け入れることは出来ず、この感想を書いている自分自身もそれを受け入れられない。

書いているうちに言いたいことをうまく表現できないような気がしてきてしまいました。いろいろ現実に悩んでいるときに読み直すといい小説かも知れません。雰囲気だけでもものすごく高級な作品だと思います。しかしあえて言えば、自分の年代には簡単に認められないもの、一言で言えば「自分の弱さ」と「執着の無意味さ」を認めることが29歳の視点から記述されているというのをこの小説の(自分が解釈すべき)メッセージだと受け止めてみたいと思います。
自分が読んだらこういう感想になりましたが、他の方が読んでもこういう感想にはならないと思います。しかし、自分にとってはやはり意義深い作品であり、何度も読み返したい作品でもあります。

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  1. 2005/06/27(月) |
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▼夏休みの終わりに、風の歌を聴け
昨日で夢の夏休みが終わりまして、今日から会社の出社しました。2ヶ月近くあった大学生の夏休みが恋しいです。つい桑田監督の傑作(?)映画『稲村ジェーン』の名台詞をつぶやいてしまいます。 「暑かったけど、短かったね、夏!」 ビクターエンタテインメント 稲村

  1. 2005/09/01(木) 13:05:09 |
  2. 出版社で働く平社員の日記
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